リビングに入ると

純也さんと女性が、
ソファーに座り、
うつ向いていた。

「やっぱり、純也さん。
どうしたの?」
と、呑気に言う私に
「澪ちゃん、ここに座って。
お腹は、大丈夫?」
と、お義母さん。
「はい、順調ですよ。
予定日通りかと。」
と、話し
「で?お義母さん、こちらの方は?」
と、訊ねると
「澪ちゃん、ごめんね。
本当に、ごめんなさい。」
と、お義母さんは頭を下げた。

「えっ、なんですか?」
と、私が狼狽えていると
純也さんが
「お袋が謝ることじゃないだろ」
と、言う、するとお義母さんが
「あんたが、バカみたいな事
しでかすからじゃないの!!」
と、純也さんを怒鳴りつけた。

純也さんは、びくっとして
うつむいてしまった。
すると、その女性が泣き出し

私は、何がなにやら
わからずにいると

お義母さんが・・・・・

その女性は、純也さんの幼馴染みで
高畑 夕紀さんと
教えてくれた。

夕紀さんは、結婚したが
性格の不一致で離婚をして
実家に帰ってきた。

夕紀さんの家は、
純也さんの実家から二軒隣。

そんな、幼馴染みがいた
なんて、知らなかったなぁ
と、思っていると

お義母さんが
「この二人、学生の時
付き合っていて再会して、
再燃したみたいなの・・・よ・・・」
と・・・・

「えっ・・・えっと、それは・・・
  浮・・・気・・と・・・?・・」
と、私が口にすると
「すまない、澪。
本当に、ごめん。」
と、頭を下げて言う純也さん。

私は、なにも考えられなくて

すると・・・夕紀さんが・・・

「浮気なんかじゃない!!!!
私達は、本当に愛しあってるの!!」
と、叫びながら、涙を流す彼女に

お義母さんは、
「愛しあってるなら
なぜ、純也は、澪ちゃんと
別れないの?
別れ話さえ、してないのよね?」
と、冷静に言うと
夕紀さんは、絶句した。

純也さんは、なにもいわない。

お義母さんが
「夕紀ちゃんは、
ああ、言ってるけど
あなたは、純也は、どうなの?
澪ちゃんとお腹の子を
捨てて、夕紀ちゃんと
一緒になるつもりなの?」
と、訊くと
「・・おっ、俺は、澪と別れる
つもり・・・は・・ない。」
と、お義母さんを見ながら
夕紀さんを気にしながら
言う、純也さんに。

夕紀さんは、顔をあげて
涙目で純也さんを見た。