病院嫌いなナース
「うっ…」


元々、貧血気味だし目眩がしてきて目の前がグルグルしてる。


「ハァハァハァ…」


呼吸の仕方が分からなくなって、呼吸が少し荒くなってきた。


異変に気付いた高橋先生が声をかけてきた。


高「真湖ちゃん大丈夫?悠斗一旦針抜ける?」


中「抜いてやりたいけど、あとちょっとなんだよな。」


隼人さんと中村先生は私の採血を交代して、中村先生は私の下瞼をめくった。


中「真湖ちゃんちょっと瞼見るね。おぉ、真っ白だ」


高「貧血で間違いなさそうだな。そのまま点滴つないであげよう。」


中「だな。隼人、採血終わったらそのまま点滴つないじゃって」


目の前が真っ白になって一瞬意識が飛んだ。
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