遥は考える。
不思議な感覚だった。

お祖母ちゃんの話は聞いたことがある。
だが、記憶にあるお祖母ちゃんはとうの昔に亡くなっていた筈である。
記憶違いなのか、ただの勘違いなのか。
その辺が妙に曖昧で、気味が悪い。

じっと見つめていたので、何度が目が合った。
母さんに似ている所とか、会話の糸口などを探したのだが、どうも上手くいかなかった。

その中で一度おタカが、
「霧華は元気ですか?」
と訊いてきた。
その一言が、頭に貼り付いて離れなかった。
その違和感に…。
原因は不明だが。