医者の彼女
和弥「…じゃ少し鼻の奥の方に綿棒が入りますよ」

そういうと細長い綿棒を持って近づいてくる。

後ろに退けぞろうとするが、田中さんによって
押さえつけられて動けない…

てか力強い…そんなに抑え付けなくても。

田中「検査なんでね、はい。じっとしてください。
先生。どうぞ、私抑えてますので」

和弥「…ちょっと我慢してくださいね」

そう言って細い綿棒を鼻の奥に入れて
こちょこちょ動かされる。

…い、痛い‼︎

嫌だって思うのに動けないし、後ろのこの人の
前では泣きたくないし、我慢するしかなくて…
ぎゅっと目を瞑ってされるがままになるしかなかった。



検査結果が出るまで外で待つように言われ、
再度名前が呼ばれ診察室に入る。

和弥「インフルは陰性でした。
扁桃腺が腫れてるので抗生剤と解熱剤だしますね。
風邪が悪化すると、喘息発作も出やすくなるので、
充分気をつけてください。では、お大事に。」

診察室を出るとどっと疲れが…
もう今日は学校休もう…

そう思い、薬を貰って和弥さんの家に帰る。

もう、最悪…。
和弥さんは楽しんでるし、あの看護師には
無駄に力強く押さえつけられるし。

ソファで1人もやもやとする気持ちと闘っていた。
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