「真翔さん、ちょっと待って……」
「ダメ、そう言っている間に咲綾寝ちゃうから」
クスクスと笑いながらキスを落とすと、咲綾はムッとしたように俺を睨みつける。

「眠るわけないでしょ?」
「ずっと忙しかったしわからない」
真剣な表情で言った俺に、咲綾は小さくため息を付いた。

「確かに忙しかったけど……今日は……」
その後に続く言葉を言えなかったのだろう。顔を真っ赤にした咲綾に俺は少しイジワルをしたくてニヤリとする。

「今日はなに?」

「もういい……」
そう言いながら、押し倒していた俺の腕から抜け出し、浴室へ向かう咲綾がかわいくて自然に笑みが零れる。