星は瞬き君に微笑む

朝顔

【智春】

奈都乃さんに教えてもらった所に来たんだけどー…


和『…あってる、よね?』


目の前には汚れが凄いボロボロの古びた工場。


ちゃんと書かれている通りに来た。



「此処しかないよねー…」



ついてから、10分ほどたった。



暴走族に入るとは言ったものの、いざ目の前に来ると少し怖い。



和『…誰か居るのかな?』



「いると思う。さっきから声は聞こえるよー」


そう、声は聞こえる。


でも、なんとも入りずらい…



なんて、2人外で突っ立ってると



『お前らそこでなにしてんの?』



「え?」



金髪でこちらを睨む男。



いかにも不良ですと言わんばかりのギラギラと光る花の形のピアス。



これを見て、和ねぇも思ったのか



「『もしかして不良君!?』」



『ブフッ…なんだよそれ。ククッ…』



え、笑われてる?
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