夜、東京に戻った蓮は、コンシェルジュの柳田さんがいるか確認したが、見当たらない。

カウンターで、聞いてみた。

柳田さんは、今日と明日がお休みで、ご夫婦で出掛けたと聞いた。


この足で、奈々の家に行ってみる事にした。

そう言えば、棟すら聞いていない。

思い出せば、聞いたのは奥のエレベーターの事だけだった。

蓮は、半信半疑で奥のエレベーターに奈々から預かったカードをかざした。

すんなり開くエレベーター。

中に入りカードを挿した。

到着階だけが液晶画面に表示されるのだが、

『42』になった。

「??42?」エレベーターでひとり呟く。

その間にもグングン上がるエレベーター。

理解できないまま、到着。

エレベーターから降りて驚く。

蓮の部屋でも、かなり広いのだ。

が、明らかにこの部屋は、倍くらいある。

もしかして、ここが本当の最上階。

金曜日から驚きがあり過ぎたのに、これは…。

見て、不満なんて有るはずがない。

蓮は、奈々と凛を迎えるため、最大限に努力しようと誓った。