17時、カフェオレ。
カフェオレの理由



次の日、私はさっそく学校で未希に報告をした。


「えっ!?長谷川そんなしつこかったの!?」

「うん…。もう本当あれには困った…
でも助けてくれたのが、例のあの人で」

「え!?」


いちいち未希は驚いてくれたけど、その反応もなんだか楽しくて
私はサクサク、昨日あったことを全部話した。


今まで見てるだけの人が、助けてくれて、話せて、名前も学校も知れて…
本当に嬉しくて嬉しくて仕方なかった。


「じゃあ次は連絡先でしょ!」

「えっ…!?
む、むりだよ!

まともに話したのだって昨日なのに…」

「いいじゃん、大丈夫大丈夫!」

「全然大丈夫じゃないよ!」


もう、未希ったら…
連絡先聞いたって、なに話せばいいかわからないのに…



そんな話をして、私は夕方バイトへと向かう。



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