片想い歴、10年。
第二診察室
知られた想い
次の日。
「おはようございます、寺内先生。」
医局にいた寺内先生に、挨拶をする。
「おはよう、西荻先生。体は休まったか?」
「はい!今日からは体調にも気をつけて仕事をします!」
「ふっ・・・それは頼むぞ?」
何故か少しツボっている寺内先生。
「もう!なんで笑うんですか!私は至って真面目に言ったのに・・・。」
「必死な様子がなんかおかしくて・・・ククッ」
ここまで笑う寺内先生も珍しいけど・・・。ちょっとムカッとなる。
「・・・私、もうナースステーション行きますね。」
「ごめんごめん。そう拗ねんな(笑)」
そう言いながら笑ってるじゃん!
「なら、笑うの止めてください。」
「わかった・・・これでいいか?」
そう言って、何故か仏頂面になった寺内先生。
その顔がなんだか面白くて、私は吹き出した。
「プッ・・・あはは笑」
「西荻先生、なんで笑うんだよ。」
「だって・・・ふふっ。」
「俺の仏頂面、そんなに珍しい?」
「いつもは仏頂面になってないじゃないですか。患者さんには笑顔だし。診察中は真剣な顔になってるし。」
「そんなに俺って表情変わってんの?」
「はい。かなりわかりやすいですよ。」
「マジか・・・それは予想外。わかりやすい西荻先生に言われるなんて。」
「私もですか?」
「うん。だって、俺のこと、好きなんだろ?」
「おはようございます、寺内先生。」
医局にいた寺内先生に、挨拶をする。
「おはよう、西荻先生。体は休まったか?」
「はい!今日からは体調にも気をつけて仕事をします!」
「ふっ・・・それは頼むぞ?」
何故か少しツボっている寺内先生。
「もう!なんで笑うんですか!私は至って真面目に言ったのに・・・。」
「必死な様子がなんかおかしくて・・・ククッ」
ここまで笑う寺内先生も珍しいけど・・・。ちょっとムカッとなる。
「・・・私、もうナースステーション行きますね。」
「ごめんごめん。そう拗ねんな(笑)」
そう言いながら笑ってるじゃん!
「なら、笑うの止めてください。」
「わかった・・・これでいいか?」
そう言って、何故か仏頂面になった寺内先生。
その顔がなんだか面白くて、私は吹き出した。
「プッ・・・あはは笑」
「西荻先生、なんで笑うんだよ。」
「だって・・・ふふっ。」
「俺の仏頂面、そんなに珍しい?」
「いつもは仏頂面になってないじゃないですか。患者さんには笑顔だし。診察中は真剣な顔になってるし。」
「そんなに俺って表情変わってんの?」
「はい。かなりわかりやすいですよ。」
「マジか・・・それは予想外。わかりやすい西荻先生に言われるなんて。」
「私もですか?」
「うん。だって、俺のこと、好きなんだろ?」