翌朝、理花が先に目を覚まし自分の置かれている状況が理解出来ずパニックになっていた。
見覚えのある男と全裸で寝ており、昨夜のことを必死で思い出す。

「えっ?なんで?この人……恭、ちゃ、ん…?」

理花は小さくつぶやくと、少しずつ昨夜のことが思い出された。
なんだか恥ずかしいような、照れるような、そんな感情で胸がいっぱいになり恭吾の腕の中から抜け出た。

今まで複数相手に手酷く扱われる事ばかりだった理花はこんな風に誰かから抱きしめられて眠ることは初めてだった。
そもそも最近はどんなに疲れてもぐっすり眠ることができないでいた。

理花は混乱した自分を落ち着かせようとバスルームへ行きシャワーを頭から浴びる。

恭吾は目を覚まし理花がいないことに気づくと落胆したが、かすかにシャワーの音が聞こえ慌ててバスルームへ行く。

「はぁ~、帰ったかと思った。」

恭吾から声をかけられ理花はビクッと肩を揺らす。

「びっくりした…あ、あのっ…一緒に入る?」

昨夜の理花とは違いやや恥じらいが感じられ、その事に恭吾は驚いていた。

「ははっ、襲わないなら?」

「へっ?それは私のセリフ…」

理花は照れ隠しのつもりで頭からシャワーを浴びた。
そんな理花を可愛いと思ってしまった自分に戸惑いつつも恭吾は理花のそばに行き後ろから抱きついた。