青い瞳
始まり
朝の始まり


「おはよー♪愛ちん」
「実結おはよっ!今日も元気だねぇ」
「ふふっ朝から暗いと1日暗くなっちゃうよ?朝が肝心なんだから!」
と、可愛く笑う。
これが私の友達の川瀬 実結。このとうり超前向き思考。
まぁ、そういうの嫌いじゃないけどね。
「実結、遅い!ちゃんと宿題やって来た?」
はっ!やばっ…と実結が慌ててノートを開く。
この様子だといつもどうりやっていないだろう。
「あ~やっとらん!華恋様っ!どうか宿題を見せて下さいっ」
と、実結がちょっとおどけて手を合わせる。
頼もしい、村上 華恋。この二人といつも一緒に行動している。
「だ~めっ!自分でやんなっ!」
「ケチ!もういいよ!華恋なんかに頼みませんよーっだ」
実結があっかんべーをして、華恋がふんっと自分の席についた。
ふと、前を見ると、実結と目が合った。
う、嫌な予感…。
「愛ちゃ~ん♪宿題見せてにゃ~」
…いや、女相手にブリッコしても無駄だろう。
「…ノート忘れた。だから無理です♪」
「えーっ!!」
実結がブーイングする。
そもそもノートなど忘れてはいない。答えあってるかわからないしなによりめんどくさい。
さすがに諦めたのか、実結が自分の席についてペンを持つ。
心の中で、頑張って!!と、呟いた。
通じたかはわからないが、ペンをスラスラ動かしている。
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