その日の夜。
ホテルのスイートルームに純連を連れ込んだ。風呂に入りたいという主張が強くて、一層のこと風呂場で抱こうなんていう考えが頭をよぎった。もちろんのこと、俺の理性は飛んでいた。


「ほんと…感じやすいな…。この間まで処女だったなんて信じられないくらいだ」

「んっ…!はぁ…はぁ…」

「お前、気持ちいいことが好きなの? ……淫乱だな」



好きだよ。


お前のことが好きだよ。



『……そんなに気を張ってばかりいたら身体だけじゃなくて心が疲れちゃうよ。』


前に言われた言葉を思い出す。


心の内を察して、ありのままの俺を受け入れようとする。


俺のこと嫌いなくせに。

復讐したいほどに憎いくせに。



「……お前ってさ………」


俺に身体委ねて乱れて、どうしようもない奴。


「……貞操観念ないの?」


好意とは真逆の憎しみを覚えて、低くて冷たい声と鋭い視線を純連に向けた。すると……。


「………今日の新とはエッチしたくない…」


初めて拒まれた。


俺は狂ってるのかもしれない。


純連の本性を、やっと見ることができたような気がした。


それが嬉しくて…。


避妊具も着けずに奥を突いて、締め付けてくる膣圧に果てそうになりながら。

いっそのこと俺の子を孕めば良い。

中に出して、俺を受け入れて…。


何回も何回も、何処までも犯して…。




「一緒にイこ…。」



「純連…」



もう限界。



「はぁ…純連…」



胸が高鳴る。
好きって気持ちが溢れそうだ。
心中を知られたら、純連との、このおかしな関係は終わる。



嫌だ。



なのに……それなのに……。



「……好きだよ」



上がる息と体温にクラクラする。純連と唇を重ねて、無我夢中になって求めた。



「あらたぁ…」

「純連…」



昂った気持ちのまま、ありのままの自分を晒してしまう。

甘く呼び合った名前も…全て自分の願望が妄想になったんじゃないか、なんて現実を疑った。