「う……ん……」

瞼が重たい。
必死で薄目を開けたものの、途端に眩しすぎる光に襲われて、再び目を閉じた。

「桃ちゃん?」

この声は……

「桃ちゃん、聞こえる?私のことわかる?」

「華子、さん?」

自分のものとは思えない、しわがれた声が出た。

「よかった」

安堵した声と同時に、華子が身を乗り出すのを感じた。

「目を覚ましました」

誰に言ってるんだろう?
目を覚ましたって……?

事態が飲み込めず、再び薄目を開けた。
白い天井?眩しくてかざした手には針が刺さっていて、そのまま管がつながっている。

「点滴?」