青空が君を笑顔にするまで
•第四章


2年生の5月の下旬。


仁は色んな人を磁石のようにすぐ引きつける。



仁の磁石は凄く強力。



仁、キミは今までどこにそんな不思議な力を秘めていたんだ?



キミは罪なぐらい色んな面で本当に魅力的過ぎる。



仁は非の打ち所がないように見える。




身長も体系も顔も声もそして性格も…。



秀才。



身長が高い。



スラリとしている。



顔、小顔で整っている。


かなりのイケメン。


睫毛が長くて常に目がウルウルと潤っている。


あの目で見つめられたら誰でもイチコロは間違いなし。



髪の毛、すっきりしたショートで癖毛だけど凄く似合っているから私は好き。



髪の毛を触るとモフモフ感が最高。



モフモフ動物(触り心地が良くて毛がふわふわしている動物)が今流行っているけれど。



手で触ったら丁度そんな感じ。




声、失神をして倒れそうなぐらいの低音のイケメンボイス。



仁は自分のこの低い声が嫌いで嫌らしい。



私は仁の声が好きなんだけどな。


性格、誰にでも優しい。


温厚で物静か。


時々ツンデレ。



たぶんキミは自分の魅力に気がついていないんだと思うんだけどね。



こんなにいっぱい良いところが沢山あるんだよ。



きっと、仁を嫌いな人はいないだろう。



仁の性格は最初の印象と比べられないぐらい明るくなって、そして社交的になっていった。



ただ仁の柔らかい話し方は今も変わらない。



私はまだそんな仁と話せていない。

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