偽婚約者の恋心~恋人のフリが本気で溺愛されています~
蓮サイド
蓮サイド

あれから1週間、仕事をしていても、スマホを常に気にしているが、待てど暮らせど彼女からの連絡はない。
余計な一言を言ったばっかりに、チャンスを自分で潰してしまったのだろうか。俺はなんてバカなんだ…。


彼女に会いたい。
少し時間が出来たので、ダメ元で5階の休憩スペースに行ってみるか。


秘書に少し席を外すと伝えて、エレベーターで5階まで下りる。

足を運んでよかった。彼女をストーカーから守る事が出来た。
彼女は腕を強く掴まれたようで、赤くなっていた。

俺がもっと早く来ていれば…と悔やむ。


彼女の肩は弱々しく、守りたいという気持ちが一層強くなり、強引に今晩の約束を取り付けた。











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