双子の異世界・奇跡の花束
黄昏時、ミネルアはヴォルスを外へ呼び出した。

オレンジの夕焼けが二人を照らす。



「何だ?」


「あ、あの・・」


相変わらずの無表情。慣れているハズなのに恐れてしまう。


「怒らないで聞いてほしいんだけど・・」

「という事は怒る話なんだな」


ドキン


すでに怒りのゲージは徐々に動きだしている気がする。

ミネルアの突然の呼び出しに、旅団の皆はテントを壁にし覗き見ていた。

愛の告白か何かだと思っていた。

もちろん団長には内緒だ。

嫉妬するだろうから。


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