和菓子が繋ぐラグジュアリー。

新たな試練。


 えっ?でもここは?
驚く私を気にすることなく中に入っていく。
 うわぁ~まるでホテルみたいだ。

 中に入るとすぐにフロントあった。
そしてエレベーターと奥に広場がある。
 外も緑がたくさんあったが広場は、休憩スペースも
しっかり確保されていた。小さな子供達が走り回っている。
 するとコンシェルジュの人が華京院様を見ると
「お帰りなさい。華京院様」と言って頭を下げてきた。

「も、もしかしてここに住んでいるんですか?」

「当たり前だ。ここも俺ん家が経営しているんだから
 それよりもエレベーターに乗るぞ」

 華京院様は、ちょっと恥ずかしいのか
頬を染めながらエレベーターのボタンを押した。
 エレベーターが開くと中に入り華京院様は、
鍵穴に鍵を差し込むとオートロックの暗証番号を打つ。
 するとエレベーターが上がりだした。

どうやらこのエレベーターに部屋まで直通らしい。
 エレベーターは、一番上の最上階に。
そして部屋に着きドアが開くとリビングになっていた。
 広々としたリビングは、綺麗で豪華なソファーに
大きなテレビも置いてある。シャンデリアもお洒落。

「素敵……でも何で私を……?」

すると華京院様は、私を背中越しから抱き締めてきた。
 急に抱き締められたのでドキドキしてしまう。
そして、そのまま背中越しからキスをしてきた。

深いキスに戸惑いながら応える。
 華京院様は、夢中でキスをしながら着物に手を入れてきた。

「ま、待って……下さい」

「ダメだ……待たない。早くお前が欲しい……」

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