御曹司の恋の行方~地味な派遣秘書はご令嬢~
スイートルームのお風呂にはお湯が張られ、薔薇の花びらが浮かべられている。

窓の外は、ベリーヒルズビレッジの夜景が見渡せる。

「恥ずかしい」

外からは当然見えないが、開放的な浴室の空間と初めての一緒に入浴するということに、遥は顔を真っ赤にしている。

「遥可愛い」と湯船で抱きしめキスをする。

翔の手はいたずらに遥のカラダを刺激し、遥の口からは段々甘い声が漏れ始める。

キスの合間に翔が遥の耳元で、
「遥との子供がほしい」と呟く。

遥は、予想外の言葉に一瞬目を見開くが、素直に『コクン』と頷いた。

「このまま風呂場で続けたら、逆上(のぼ)せそうだな。ベッドに行こうか」

遥は、翔の腕の中で頷いた。

さっと、カラダを拭きベッドになだれ込む。

結婚式を無事終えた安堵と結婚できた歓び、お互いに想い合う気持ちが一気に爆発し、情熱的な新婚初夜を迎え、朝まで情熱的な行為は続くのだった…

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