結婚式から数日後、仕事三昧のふたり。

この3年間で各国を飛び回ったふたりは、新婚旅行に海外に行く気分にもならず、特に旅行には行っていない。

そこへ、親友の悠里から電話が。

「もしもし?」

「あっ遥、今ちょっと話して大丈夫?」

「ええ。もうすぐ仕事も終わるし大丈夫よ」

「もう10時なのに、まだ仕事なんだね。忙しい?」

「そうね。変わらずかな」

「ちなみに、今週の土日は仕事?」

「急ぎの仕事は入ってないから、ずらせるけど何かあった?」

「翔さんも土日休める?」

「ええ」

「じゃあ、急だけど一緒に温泉に行かない?」

「ええ?どう言う事?」

「夕輝の両親と温泉に行くつもりだったんだけど、お義父さんがギックリ腰になっちゃって。キャンセルするのも勿体ないからダメ元で遥に電話したの」

「温泉かぁ~長いこと行ってないなぁ。翔さんに聞いてから返事してもいい?」

「もちろん」

その後遥が翔に聞くと二つ返事で行く!と返ってきた。