君にずっと恋してる〜叶わない恋だとしても〜
興奮冷め止まぬ中
学校へと足早に向かった。

‥‥早く親友の陽子に話したい!

だけど‥‥
駅を降りて学校まではすぐだけど
どうしてこんなに坂が多いのか。。


フーッッ。ため息がでちゃう。

「リン!おはよう〜」

そう言いながら背中をポンっと軽く叩いたのは、陽子だ。

「おはよう〜陽子」

陽子は.ニコッと微笑んでくれた。

肩まである髪は
綺麗なツヤのあるストレートの黒髪。
眼は切長の奥二重。成績もクラス1位。
運動神経も良く
できない事なんて何一つないんだろうなぁ。と思う。

クラスでも人気者。

そんな陽子と仲良くしてもらって 
なんとか私は勉強もついていけてる。

色々な悩みも聞いてくれる お姉さん的な存在。

「リン。何か良い事でもあったの?」

私を覗き込みながら少しイタズラっぽい眼をしながら言った。

顔が緩んでしまって想いを止められない。

「うん!良い事あった!ありすぎた!!
とうとう、私。白馬の王子様に出会えた!!
‥‥だけどさ‥明日も会えるのかわかんない。。けど‥」

テンションが高くなったり、低くなったりして、私は、情緒不安定みたい。

陽子の顔がいっそう笑みをうかべながら

「成る程!…で?白馬の王子様と何があったの?言ってみな〜。」

と、茶化すかのように答えた。

急かすかのように、
私の腕に陽子の肘をトントンと当ててきた。

「陽子〜〜!それがさぁー!」

朝の彼との出来を
止めどなく溢れくる想いを陽子に全てを話した。

彼の話をするたび私の想いは深くなってくのがわかる。

「リン。それって初恋じゃん。
とうとう恋をしたのか〜。頑張んなよ。」

まるで自分の事のように受け止め喜んでくれる陽子。

「うん。
明日も同じ時間に車両に乗ってみようと思ってる」

「そっかぁ〜。
明日も会えたらいいね。私も願っておくねっ」

明日が楽しみだけど会えるかもわからない不安もある。

こんなことお願いしてはいけないけれど
神様どうか、白馬の王子様と会えますように!
なんて、願ってしまう。

今日は、彼の事ばかり考えて
勉強に集中できないまま
あっとゆうまに放課後が来きて、
私はバイトへ向かった。





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