「おはよう〜」 


私は、変わらず皆に挨拶をする。


学校は、何も変わらない。

毎日、毎日、同じ事の繰り返し。

だけど、そんな、毎日を…


尋斗くんは、無くしてしまった。


テストも。勉強も嫌いだったけど


夢の尋斗くんは、


今日のテスト頑張って!病院で、待ってるから。


そんな風に頭を優しく撫でてくれたように思う。


夢だけど。


夢でも会える事は、とても、幸せな時間。


だって、彼の眼を見て、触れてくれる。


今日も、夢でも、会えるのかなぁー。



つい、そんなことばかり考えてしまうけれど、


上の空になってしまう自分に、

顔を両手で軽くパンパンと叩いて


気合いをいれた。



休み時間や、お昼休みは、


陽子と、昨日の話や夢の話をした。


「リン、なんか、変わった?」


「そう?尋斗くんといつも会えるからかな?
強くならなきゃって。思うから」


「うん。だけど、何かある時は
一人で悩んじゃダメだからね」


「うん!」

わたしは、寝坊をしたから、
売店で買ったパンを口いっぱいに
頬張りながら返事した。


「美味しぃ〜!」

やっぱり、食べるの好きっ。


クスクス

陽子は笑いながら


「そこは、変わらないなぁ〜。
そんな。リンが好きなんだけどね。笑」


ほんと、落ち込んでも、お腹はすく。


もうすぐ、もうすぐ、

また、尋斗くんに会える!