大好きな君へ
私には好きな人がいる。
彼は運動ができて、頭も良く、どんな人にも優しくて、時にはしっかり叱ってくれて、笑顔が素敵な人。
私は毎日毎日朝彼に会ったら、「おはよう!今日も好きだよ!」と気持ちを伝える。そして一緒に登校するのが日課。
休み時間はほとんど毎回彼のいる○組に行って、彼に手を振り、すれ違う時はいつも一言声をかける。
下校時は彼の友達数名と一緒に帰って、彼の家の前で彼にハグをして「また明日」と言う。
毎日本当に楽しいし、私は彼が大好きだった。
文化祭も、体育祭も、修学旅行も、卒業式も一緒に行動していた。
それで私は卒業式の日、彼に手紙を渡した。
『3年○組○○君へ。
大好きです。私は君がこの学校に来た日から君を好きになってしまいました。
君は真面目でカッコよくて、可愛い一面もあって、私が見てきた中で1番素敵な人です。貴方はきっとこれから素敵な方と出会い、結ばれ、可愛いお子さんにも恵まれるでしょう。その相手の人が私だったらいいのに…と何度も何度も思いました。貴方が幸せになってくれることを期待します。
最後になりますが、貴方に私の全てを教えます。
私はココの学校で20年前の今日貴方とは別の次元へと旅だった卒業生です。私はあの日から20年たったら消えてしまうので、最後に貴方に手紙を渡してから来世に行こうと思います。
私の名前は「中谷 紗月」です。
長くなりましたので、ここでオワリにさせて頂きます。大好きです。』
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