あなたは私の救世主!~俺様ドクターの命じるままに
いつもバスに揺られると眠ってしまうみくるが、
この日はずっと起きていた!何故って………


『ぅふふ』

『おい……隣でニヤニヤするなよ』

『は!ごめんなさぃ』


隣に聖人が座っている事の嬉しさが溢れ出てしまっていたみくるは、急いで真顔になりマスクの
上から手で口を押さえてニヤニヤしないように
我慢した。

『ははっ、本当変な奴だな』

『………はぃ…変なんです、私…』


またみくるの感情が突然ひっくり返って
落ち込んでしまい、聖人は焦っていた。

『ぃや……そんな、冗談だから』


やっぱり聖人にも変な子だと思われているんだと感じたみくるは、急に悲しくなってしまった。




< 25 / 175 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop