幼なじみと恋愛講座をご一緒に。
ランチタイムになり、無事に座席の確保ができ食事の準備が完了したところで雪ちゃんから声がかかる。

「それで、聞きたいことって?」

はっきり聞いてみる。
じゃないとモヤモヤが収まらない気がするから。


「秘書課の人なんだけどね、この前の営業部の飲み会に参加人っているかな?」

「え?変なこと聞くのね。
 あの日は~どうだったかな?
 行くとしたら田代さんくらいじゃない?
 彼女、何でも社内で狙ってる人がいるとかって噂だし。
 花乃がそんな事聞くなんて珍しい。
 もしや、何かされた?
 えっ!?もしかして、田代さんが狙ってるのって花乃の旦那!?
 私ったら、てっきり夜の方の相談かと思ったのに~
 まぁ、花乃の旦那が浮気なんてないから大丈夫でしょ!」

「…うん。雪ちゃん、ありがとう。」

田代 愛実(たしろ まなみ)さん。
初めまして。田代さん。
あなたといっくんの関係が気になります。
勝手に詮索してごめんなさい。
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