幼なじみと恋愛講座をご一緒に。

side樹

滞りなく仕事が終わりスマホをチェックする。
『いっくんのばか!
 うそつき
 だいっきらいなんだから!!
 いっくんのお部屋なんか行かないもん。
 私の部屋だって内鍵しちゃうから。べーっ』
花乃からのメッセージを見たらこんな内容。。

(ふざけんなよ。花乃。)

一目散に花乃の部屋を目指す。

ドンドンドンドンドン!!!!
「花乃!!開けろ!!」

ドンドンドンドンドン!!!!
「花乃!!いい加減にしろよ!
 開けないなら今朝話した通りにするからな!!」
このままだと近所迷惑だと思い、お義母さんから預かってる鍵を使って開ける。ドーン
ったく、本当に内鍵閉めてやがる。

「花乃!!聞こえてるんだろ?
 あのメッセージはなんだよ?」

「だって、いっくん、うそつきなんだもん。」


俺がうそつき?
何の冗談だよ。


「俺がいつ、花乃に嘘ついたんだよ!!
 ちゃんと話そう。
 この状態だと目立つし、本気で一人暮らし終わりになるぞ?」 

(ったく、変なところ頑固なんだよな。。。)

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