時間切れ
帰国

一也と典子が新婚旅行から帰って来た。

「ただいま〜陸〜父さん!留守番ありがとう!」

「ただいま戻りました!お土産もあるよ〜陸!」

陸、龍一
「おかえり〜!」

大きなスーツケースを寝室に持って行った2人は、すぐにたくさんのお土産を抱えてリビングに戻ってきた。

「わぁ〜! スゴイな!買い過ぎじゃあない?」

「お土産屋さん覗くとさ つい買っちゃって〜」

「そう、そう!これでもだいぶ一也さんを止めたのよ!」


一也
「まず、陸にはこれと、コレ!あとこれと…
あ、父さんには、酒と帽子だろ〜あとTシャツは皆んなの分ね〜柄は違うのにしたから!

えっと〜、あ、陸にブランドのポロシャツもね!
俺と色違いでお揃いだよ! ハハハ!」

「はぁ〜 一也…
お前かなり人格が変わったぞ!」

「え? そうかなぁ〜」

「うん。変わった。 
デレデレが全面に出てるよ!」

「そうなんですよ〜、私なんか甘やかされて困ってます…」

「そうだった!父さんは独占欲がつよくて、母さんを溺愛してたんだった!」

「陸〜 新婚ホヤホヤだから、許してあげような〜 ハハハ!」

「だってさ〜! 嬉しくて仕方ないんだよ!」

ハハハ、ギャハハとみんなで大笑い。

デジカメで撮った写真も見せてると、

「あ〜コアラちゃん可愛い! 母さん抱っこしたんだね。」

「うん! 長年の夢が叶ったの!可愛いかったよ〜! 
可愛いから、ぬいぐるみも買っちゃった!」

「良かったな! 父さん、母さん、お土産たくさんありがとう!」

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