最強フェンシング女子の妹が戦国武将になりまして
1〜3話あらすじ
◎第1話あらすじ

冬、祖父の葬儀で新潟に訪れていた美樹本(みきもと)兄妹。
椿(つばき)は東京に戻るまでの間、引きこもって家族との会話すら拒む(しゅう)との関係を修復するため、柊を無理やり外へ連れ出す。
幼少期に祖父と三人でよく訪れた神社で二人は喧嘩になり、一緒に石段から足を踏み外してしまう。
目覚めた二人の視界に広がるのは、見慣れない雪一面に覆われた山の獣道…そこで時代劇に出てくるような格好をした自分たちと同じ顔の少年に出会う。
虎千代(とらちよ)と名乗る少年と話すうちに、どうやら戦国時代にタイムスリップしてしまったことを悟る柊と椿。
これが双子と「上杉謙信」の最初で最後の出会いとなるのであった。


◎第2話あらすじ
山賊から椿を守り、短い生涯を終えた虎千代の代わりとして虎千代の父・為景(ためかげ)を看取る椿。
その時、春日城には敵対勢力が迫っており、椿も甲冑を付けて為景(ためかげ)の護送にあたるが、そこで7歳年上の虎千代の兄で長尾家三男の景房(かげふさ)に虎千代の偽物であることがバレてしまう。
その後、虎千代(椿)の元服まで林泉寺で世話になる双子。
現代に帰るための方法を探す柊と修行に励む椿は、日々衝突していた。
一方、柊と椿の素性を知る景房は時々 林泉寺に訪れるようになり、徐々に椿と惹かれ合っていく。
ある日、景房は暇を持て余す柊に城郭模型を使った戦略について問うと、柊はいとも簡単に戦略を立ててしまうのだった。


◎第3話あらすじ
春、景房の口利きで、柊は半ば無理やりに宇佐美定満の元で軍略を学ぶことが決まり、椿を残し林泉寺を去る。
一人の椿を案じてか、景房は林泉寺に足繁く通った。
しかし、椿の初恋はそう長くは続かなかった。
為景死没後、守護・上杉定実が復権したことで国政を牛耳られる立場の危うい晴景は、妻を娶っていない景房に豪族の娘との政略結婚を持ちかける。
兄の立場と長尾家の危機を理解していた景房は、脳裏に椿がちらつくも政略結婚の話を受け、梅雨の時期に椿の目の前で妻を迎える。
一方、柊は適当すぎる宇佐美の元で苦労をしながら、軍師としての才能を開花させていた。





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