「あなた、桜祐がそう言ってるん
ですから、二人で話させましょう。」

やや、納得しない加納様を連れて
お祖母様は座敷を出た。
2人が居なくなった部屋はシーンと、
静まり返っていた。



昔学校の先生が1分間目を瞑らせ
時間の長さをおしえてくれた。


静かに目を瞑ると時計の音がコチコチ
と、煩く聞こえ遠くの音さえ聞こえ
ていた、電車の音や、車の音
そんな1分間は長かった。


そんな日を思い出させていた。
そんな時間が暫くつづいた、後
悠里もお茶をいただいた。


深みのある味わい、グラム千円以上の
お茶、飲ませて貰った事はないが
お茶を入れて出した事は数えきれない。
香り、色、艶の見極めは完璧‼
悠里は深く味わって頂いたが
桜佑は、クイツ ゴクゴクゴクハァー

と、こんな高いお茶を一気に煽るか?
勿体ない‼
と、物申したい。

一気に水、同様に飲み干す桜佑を
悠里は、⊙⊙目玉飛び出しながら
見た。

「なに?」
桜佑はなんか文句あるか‼みたいな
顔をして悠里を見た。


「お茶、あのうお茶は、
味わって飲む・・もので‼」

「は?お茶、?飲みたいの?」

「え、あ、ちが、はい。」
桜佑はテーブルの上に置いてある
ボタンを押すと
「お茶、一つ、俺、カプチーノ」
と、ぶっきらぼうに呟いた。

「うわぁー!私取りに行きます
申し訳無いですし・・」
そう言って立とうとしたら
(`✧ω✧´)
と、睨まれた。

渋々悠里は又座った。
目は口ほどに物を言う!
『動くな‼』彼はそう言っている。
(⊙⊙)!!.。oO((俺様?かよ‼)

育ての父親の達成が言っていた。
「悠里、お前は加納様の家に行ったら
桜佑さんが何をしょうと逆らっては
行けない。
目を瞑って、ジッとするんだ
そうすれば終わる。」

「何が終わるのです?」

育ての母、智和と、顔を見合わせ
ニタニタしながら
「それは・・・なぁニヤニヤ」
母は
「大人になれば分かるさ
子をなしてこそ加納様に気にいられ
るのよ、特に男の子ね。
悠里頑張るのよ、私達も大手を
振って出入り出来るように
なるんだからフフフ」

そんな胸糞悪い会話を思い出した
子供の頃ならまだしも、今は
ん?今は子供か?
何処から線引きするんだろう。
20歳が新成人だから未だ子供だ‼
まあ、今は逆らわないでおこう。

悠里は又大人しくペタンと座った。

程なくして、お茶とカプチーノと
厳しそうな家政婦さんが登場

お茶を置かれて悠里は凝縮しながら
頭をさげた。


「悠里、幾つだ?15か?
16か?(笑)」

「えっと、15です。」

(≧ε≦● )プッ
「未だ子供じゃんか‼(笑)
お前も可哀想に、金の餌食か?(笑)」

「え、可哀想ではありません。
あの毒親から離れられて桜佑さんには
感謝しています。」


桜佑さんはカプチーノを飲む手を
止めて(・・。)ん?な顔をした。

「じゃあ君は俺と結婚する気?」
以外とばかりに悠里を見た。

「其のつもりで育てられたし
はい。
そのつもりで三上の家を出て来ました。」

そう言うと桜祐は大笑い。
バカにした笑いを浮かべ悠里を見て
「嘘だろう。」
と、叫んだ!

ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)あははは
ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)あはははウケる笑
桜佑は何が可笑しいのかケラケラケラ
アハハハハと、笑い転げていた。

「君、15だろう‼
俺24だよ(笑)
これから君が学校を出て20歳迄5年
あるだろ!」

「正式には
4年です誕生日が来たら16です。」
桜佑はテーブルに乗り出し
「俺は28になるよね笑!
君サ頭大丈夫?」

・・・・・!

「もう、行く所が無いんです。」
三上分家を出た悠里には本当に
帰る場所は無かった。

「家に帰れば?
毒親でも三上分家は貴族の流れで
君はお嬢様じゃないか‼

それとも加納家の財産が目当て?

確かに俺の嫁になれば金なんて
右から左だ、遊んで暮らせるな‼」


「さ、最低‼」

悠里はこんな男、ゴメンだと思った。
やっと毒親から解放されたのに
毒許婚?
ムカムカして顔からドッカーンと🌋
噴火しそうになる。

しかし落ち着け落ち着け!
平常心平常心‼
荒立つ心を沈めて物申す。


「桜佑様?
財産目当てでは無いです。
(▼皿▼)」

お金目当てでは無く三上分家を
出るのが目的なのだ‼
何も知らないコイツは馬鹿か?

「え━━━━━だって、そうだろ
俺に惚れた訳じゃないだろ
なんたってさっき合ったばかり
だし‼
第一、君、子供だろハハハハハ」


「分かりました。」
悠里は中卒で働く事を速攻決めた。

憎たらしい桜祐のニヤリな顔を
拝んだからにはコイツと結婚?

こっちからお断り(▽ω▽)ギラッ

せっかく、三上分家を出られたん
だから、もう帰るつもりはない。
帰った所で、又馬車馬の如く
こき使われるだけだ、
シンデレラごときの話では無い。

いや

加納家の、財産を狙って育てられ
たのに役立たずと、思われたら
あの親だ、どこに売り飛ばされるか
分からない。

このまま加納家に居座れば心配事
何てなにもない。
三上に、帰ったとしても
ハッキリ言って悠里にはなんの
プラスにもならない。
だけど、金目当てと、言われては・・・
嫌だ‼

悠里は決心をして桜佑をキッと、
睨みつけた。

「このお話は無かった事で
お願いします。」

悠里が手を添えて
「桜佑様、お手間を取らせてしまい
申し訳ありませんでした。
これにて失礼致します。
お爺さまと、お祖母様にご挨拶したら
もう二度とお目にはかかりません。
ごきげんよう。」

悠里は正座をして、手を添えスッと、
背を但し綺麗なお辞儀をした。

桜佑は思った反応と、違い
驚いた。

悠里が、リュックを抱え
立ち上がると
「あの親の所にかえるのか?」
桜佑は、悠里の手を握り尋ねた。

「帰りません。
せっかく三上を出れたのですから!」

グリグリと、桜佑の掴んだ手を拒む!

「じゃあ何処に?」
桜佑は更に握った手を強め聞いて来た。

「は?何で教える必要が?
私達は許嫁を回避したんですよ。
あなたに取って私他人」ブンブンブン‼
握られた手を振り払う。
更に

「貴方も他人‼ド━━━━でも
いいんじゃ、でワ(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”」

悠里は決心したら肝の座る質で
自分の決めたまま進む、
部屋を出て、加納の爺さんと
お祖母様を探したが広い加納家で
探せる訳が無かった。

トボトボと、迷いながら家を回る。
と、天敵にも値する桜佑が襖に
寄りかかり腕を組、見ていた。

「探し物は見つかったか?
悠里?」

「放って置いて😠
ほ・し・い・んですケド‼」

憎たらしい顔をして桜祐は意外な
提案をして来た。

「フリなら3年間、付き合ってもいいぞ、悠里高校行きたいんだろ‼」

「えっ」
突然の申し出に悠里は立ち止まり
桜佑を振り返って見た。

「・・・・?なんで?」

「フリなら良いぜ!
俺も結婚、見合い、見合い
言われなくて済む、3年間は安泰だ‼
お互いWinWinだ‼」

ポカ─(o'д'o)─ンとする悠里に
桜佑はコイコイと、手招きする
悠里は野良猫のように餌に
食いつきたいが警戒しながら桜佑に
近ずいた。

「な、何だよ!
やりにくいな!」

桜祐はそんな用心深い態度をとる
悠里を笑いを堪えながら上から
目線で物をいう。

悠里も警戒しつつ縁側に腰掛け
桜佑の提案を聞いた。

「良いか悠里、お前も俺も許婚
って事は皆知ってる、
同棲しょう。」

「え━━━━━っ‼マジで…」

「大丈夫、悠里が俺のマンションの
隣に住めば良いんだ、あ、モチロン
家賃も光熱費も加納家に出させる。」

「いくらですか?」

「さぁ60万~?くらいか?
そんなもんだろ
よく知らない!加納家の所有だから」

(;゚;ж;゚;)ブッ「60万?」

「うん、もっとするカモな?。」

「桜佑、御曹司‼」

「見た感じそうだろ!今更
しかも呼び捨てか急に‼」

「あんただって呼び捨てじゃん。
アンタが屑野郎って分かったから
それなりの対応だワ

私、あんたの財産狙って無いから
学費だって、かからないように
必死で勉強した。

漬物つけながらとか、電車の中とか、
学校の放課後とか、
家に帰ると家政婦代わりにこき
使われるから普通の受験生見たく
机に据わって勉強なんか出来ないし
必死よ‼」

「・・・」

「謝って‼
じゃないと嫌だ‼」

「・・・俺があやまる?なんで?」

「当たり前でしょ、人をドロボウ
みたいに言ってたくせに‼」

「・・・おれが?謝る?は?
あんましそう言うのヤダな‼」

桜佑は悠里にソッポ向きながら
断った!

「ははあ~プライドか?ブヒャヒャヒャ」
悠里もバカにしながら笑う。

「何とでもいえ‼」
桜祐は悠里を見ながら呟く。

「では、コレで失礼します。`з´プン」
そんな話乗るかバーカ
悠里は桜祐を無視する様に腰をあげる。

「ま、待て待て‼
分かった謝る、しかし覚えておけよ
俺が謝る何て、ありえないから」

「わ、分かったわよ。、
ゴメンなさいを、早く言って‼」

「・・・」
「・・・?」

「Tell me soon」
(早く言って‼)
「Why do you speak english?」
(何で英語?)
桜祐もついつい英語で答えてしまう。

「Because everyone is listening」
(皆聞いてるでしょ)

「なぁ雪乃何て言っとるんじゃ?」

加納一大は首を傾げる!

「え?分からないワ」
雪乃も昭和初期、英語なんて
習っていない。

襖から目を覗かせていた老夫婦は
通りがかった家政婦に聞いた。

「あの子達何、話してるんじゃ?」

「え?えっとー
分かりません。」

「真壁、真壁を呼べ
拉致があかん!」

会長に呼ばれ秘書の真壁瑞希が
走りよる。
秘書室から駆け付けたのだから
ゼーゼーゼーゼー💦

肩までのピンクブラウンの髪を
括り、メガネをかけた出来る秘書
な真壁瑞希は、会長のお気に入り。
背が高く中々の美人

「真壁、何と言ってるんじゃ」

「はい💨、解決したから
お爺様に報告に上がると、
仰っておられますよ。
早くお部屋に戻られたがよろしい
かとおもいます。」

「な、なんじゃと」
老夫婦は、廊下の角を静かに
曲がると
二人の部屋まで走る走る
無駄に広い家だから老夫婦には
かなりの労力
🐾💨😵🐾💨😵🐾💨💨💨💨

「た、炭酸、炭酸ふ、二つ」
爺様は声を切らしながら厨房への
ボタンを押し声もからがら
叫んだ‼

「あ、あなた😵お茶じゃない?」
ハァハア

「いや💦 、こういう時は炭酸じゃ💦
ペットボトルで持ってコイ‼」

「あなた人に物を頼む時は
命令じゃ駄目よ、
ご、ゴメンなさいね。
ペットボトルのZEROカロリーで
お願いしますねゼーゼー💦ゼーゼー」

「はい。」
厨房に筒抜けの連絡用のインターホン
が取り付けられた部屋は便利ちゃあ
便利‼
2人とも足を広げ息を切らせ
ぶっ倒れてしばしの休息‼

「失礼致します。
炭酸おもちしました━。」

ガバツと、2人とも飛び起きた。
「はいれ‼」

家政婦は(⊙_⊙)‼️吃驚

大奥様は乱れた髪を整え始め
じい様は、なんか興奮した赤い
顔をしてる。


爺様は直ぐペットボトルをぶんどり
婆さまに渡した。
婆さまと、爺様はゴクゴクゴクプフア~

初めて見る二人の姿に
家政婦は見た、じゃないが初めて
取り乱した2人をみた。

『まさか😱~Loveの時間だった?
(〃ω〃)し、失礼しました━━━━💦』
家政婦さんはスゴスゴ ドタバタ
ぴゅ━━━っε==っ
と、部屋を後にした。


(´꒪⌓꒪)はぁ
「なんじゃあれは?」
( º A º `)??
「さぁなんでしょうねぇ~」


80代の老夫婦は
息を整え身だしなみを整え2人を
待った。


ホントに家政婦はアホだなぁ
長廊下を全力疾走しただけでこんなに
疲れ果ててる爺さんに
婆さまの相手がつとまるのだろうか?


それは婆さまも同じで、
元気のいい爺さん相手にするのは
昇天しそうじゃなかろうか?
なんせ80過ぎの老夫婦‼

家政婦さんも考えたら
分かろうもん。
残念ながら、Loveタイムでは
ありません。