「響ちゃん、お願いがあるんだけど……」
「ん?何?」
「今度大翔の誕生日なの。だから何かプレゼントしたくて……。
でね、どっか短期でアルバイトしたいんだけど、いいとこ知らない?」
「大丈夫なの?バイトなんて……」
「うん、どっかあんまり人と関わらずにすむとこないかな?
……ってないよね?」
「だったら、うちで働く?もちろんホステスじゃなくて、開店前の清掃と、ちょっとした調理で。
それだったら、誰も関わらずにすむし、大が仕事行ってる間に済ませれるでしょ?
万が一従業員が来ても、ほとんど顔見知りだし」
「いいの?」
「もちろん!そうゆうの応援したい!大、喜ぶわね」
「そうかな!」
「早速、明日から頼むわ!」
「うん!」

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「じゃあ柚希、掃除とさっき言ったのを作って保存しておいて?基本的にはいつもそのルーティーンでお願い!」
「わかった!」
「一応従業員には話してるし、大丈夫だと思うけど、何かあったらいつでも連絡ちょうだい!」
「うん、了解!」
先に調理から始め、なんとか初日を終わらせた。

「お疲れ様でーす。あれ?柚希。久しぶりねー」
「篤子ちゃん!久しぶり!」
響子のクラブには、元レディースの仲間もいる。
なので、柚希も比較的やりやすいのだ。
「お疲れ様です」
「お疲れー」
ボーイが、出勤してきた。
咄嗟に篤子にしがみついた。
「柚希?大丈夫?」
「あ…うん…ごめんね……」
「えーと確か、ママの友達の。初めまして、三島と言います」
「こちら、こそ…大瀬 柚希です…短期で働かせていただいてます」