「いいよ……」
柚が望むなら、何でもする。
そのまま柚希を組み敷く、大翔。
柚希の頬を撫で、瞳を見つめる。
少し…怯えが見えた気がした。

「柚…怖い…?」
「少しだけ…」
「だったら、やめよ?」
「え…でも……大翔に抱かれたい…!
お願い…大翔……」
「無理するなよ……今じゃなくても、いつでも抱くことできる。また日を改めて……な?」
「お願い……」
柚希が震える手で大翔の服を握る。
目が潤んで、今にも泣きそうだ。
「ダメだよ?こんなに震えてる柚を、抱くなんてできない。男はね、本当に好きな女は大切に扱うんだよ。自分の欲望や欲求の為に、抱いたりしない」
「大翔…」
「でもずっと抱き締めて、離さないよ。寝よう!柚」

大翔は再度、柚希を腕枕して抱き締め、横になった。
「ずっとこうやって、抱き締めてるからね…」
「大翔、優しいね?」
「当たり前だよ。大切な宝物だからね、柚は」
「私も大翔が、大切な宝物。好きすぎて、苦しい位…」
「そうだな…」
「安心する…こうやって、抱き締められてると……」
「うん。柚、柔らかくて、気持ちいい……」
そのまま二人とも、眠りについた。


カーテンから朝日が漏れている。
「ん…」
「フフ…大翔、おはよ」
「んー、柚ーおはよー」
大翔が柚希を抱き締めながら、言う。
「フフ…苦しいよぉ~」
「起きてたの?」
「うん。ずっと大翔の寝顔見てた…」
「悪趣味だな…(笑)」
「大翔って何しててもカッコいいね!寝顔も綺麗だし」
「そう?でも、柚の寝顔は可愛いよ」
「もう///」
「久しぶりだ……」
「え?」
「久しぶりに柚の笑顔見た!」

嬉しそうに柚希の頭を撫でる大翔だった。