とは言ったものの━━━━━
やっぱ…無理だよ……

「柚、寝ようぜ!部屋行こ!」
今脱いでこようかな…?
いやいや、ここで乗り越えないと、ずっと……
「柚?」
私だって、大翔と愛し合いたいし………
「柚ー?」
てか、私……欲求不満じゃん!
「柚!?」
「違う!」
「え?」
「え…?いや、違うじゃなくて…。
寝よう!」
「?」

「あ、柚希!おやすみ!」
ウインクしながら、言う響子。
「うん…」
「柚?」

ベットに横になった大翔が、
「おいで?」
といつものように、呼ぶ。
「…うん」
横にくっついた、柚希。
大翔の胸に顔をうずめる。大好きな大翔の匂い。
「柚?さっきからおかしい…どうした?」
「大翔……」
「ん?」
「好き…」
「うん」
「大好き…」
「うん。知ってる!俺も大好き…」
「ほんと?」
「当たり前だろ?」

よし、ここで大翔に“愛し合おう”って言えば……
「早く寝よ?今日も疲れたぁ~」
「え?」
そこで、大翔の目を見た柚希。
「え?って?寝ないの?」
「寝るの?」
「うん」
「………」
「柚?」
やっぱ、無理だよ…響ちゃん。怖いよ…拒否されたら………
「どうしたんだよ?やっぱおかしい、柚。
まさかアイツがまた……」
「違うよ!!大翔のせいだよ!!」
カバッと起きて、言う柚希。
涙がたまっている。
「俺の、せい…?」
「そうだよ!大翔のせいで、おかしくなる。
こんな私………」
「柚…?
━━━━━!!」
柚希は、寝ている大翔に跨がり口唇を奪っていた。