甘やかし上手なエリート医師に独占溺愛されています

「もう嫉妬して苦しい思いはしたくないもん。過去の女に妬くなんて生産性がないのはわかってるんだけどさ」
「それは…、わかる……」

どれだけ頭から追い出しても、つい頭を掠める瞬間がある。
顔も名前も知らなければ気にしないでいられたのに、実際に会ってしまったらどうしても自分と比べてしまう。

それはきっと悠さんや佐々木さん云々じゃなくて、自分に自信がないから。

朱音ちゃんと同時に大きなため息をついて、2人顔を見合わせて苦笑してしまう。
彼女みたいに魅力的な人でも悩むんだなと思うと、なんとなく勝手に勇気をもらえた。

「食べよう!休憩終わったら地下に籠もって整理したいファイルたくさんあるんだ」
「そうだね、私も手伝う」
「ありがとう」

この切り替えの速さも彼女の魅力で見習いたい長所のひとつ。私も朱音ちゃんに倣って美味しい日替わり定食を食べ勧めた。







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