ヤンデレな子犬系狼様の愛は重すぎる。

「愛ですかね」

「待って……もう死んでもいいんだけど……」

「し、死なないでください……!!」

「冗談じゃないけど……ヒヨを残して一人じゃ死なないよ?」

「ううっ……ありがとうございます……!!」

 尊和様の冗談は、冗談には聞こえないんだよぉ……。

「あっ!日和」

「あっ……えっと、明様……!どうされましたか?」

 尊和様が、リビングルームに忘れてしまったという、スマートホンを取りに、一緒に廊下を歩いている時だった。

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