俺が好きなのは、ずっとお前だけ。
「……重い」
私は、先ほど先生から運ぶように頼まれた大量のノートと資料の本を手に、廊下を歩く。
「はぁ……」
お腹空いたなぁ。
ただでさえ今日は、日直で早起きだったから、朝ご飯を食べる時間もいつもより早かったし。
いま空腹なのに加え、重たいものを運んでいる最中だからか、歩き慣れたはずの廊下がいつもよりも長く感じる。
早くお弁当、食べたいなぁ。
そんなことを考えていると、突然手が軽くなった。