大林建設から内定をもらった時は
大喜びで、両親とも抱きあって
喜んだ。

私の両親は、地方で保育園を
経営している。
子供達大好きな両親だ。

大学から引き継ぎ
一人暮らしをして
入社式を迎えた。

そこで、私は
三瀬 栞那と出会った。

栞那は、グレージュの髪を
ショートボブにして、
とてもキリッとして綺麗な
栞那には、とても似合っていた。

栞那は、優しくて頭も良くて
私には、眩しいくらいだが
まったく鼻にもかけてなくて
私達は、すぐに仲良しになった。

入社してすぐに栞那は、
同期ナンバーワンの一瀬君に
告白されて付き合い始めた。

一瀬君と一緒にいる栞那は、
とても幸せそうで
見ているこちらが赤面するほどに。

二年、三年が過ぎても二人は
かわりなく、私もたまに交じって
食事をしてり、飲に行ったりしていた。

だが、四年、五年、過ぎても
結婚の話もない二人に
イライラすることもあったが
栞那が不安そうにするから
控えるようにしていた。

それと同時に嫌な噂も耳に入ってきた。

同期の田中。
あの娘は、入社の時から
一瀬君狙いだと聞いていたが。
やたらと一瀬君に構い
一瀬君と一緒にいると聞く。
栞那も訊ねたみたいだが
あやふや?誤魔化された?

六年目には、一瀬君の彼女は
栞那から田中になっている
感じだった。

その頃、栞那の課も忙しくて
栞那は、出張などが多く
その合間に、栞那は一瀬君に
連絡をとっていたが
彼からは連絡はなかった·····と。

そんな中、栞那が長期の出張中に
一瀬君は、田中を連れて神戸へ
転勤していった。

話を聞いて
私と、栞那の課の十川さんは、
一瀬君につめよったが
まわりには、栞那と一瀬君が
付き合っていたのを
知っていた人たちも心配で
集まっていた。

十川さんと一瀬君の
一発触発はさけなければと
口を挟む
その時に専務が見えて
各々、その場を去った。

栞那の焦燥ぶりはひどく
寝ることも
食べることも
できないほど
悩み、自分が悪いのか
何かをしたのか
と、苦しんだ。

ただ、仕事だけが
栞那の全てとなっていた

ある日、現場に向かう途中で
倒れて搬送された。

十川さんから内線で知らされて
慌てて病院へと向かう。

栞那のお父さんがクリニックを
やっていることは
知っていたので
そちらに連絡を入れた。