RIKA
第1章

私は、結城リカ32歳。
子供なし、結婚7年になる主婦
スーパーのレジ打ちのバイトをしている。


深夜11時、
今日も閉店までのバイトを終え、夫の洋太にLINEを送る。


リカ『あれ?いつもならすぐ既読になるのに』


いつもの道を帰宅していると大通りに出るが


『あれ?ガス管工事なんかしてる…』


迂回路と出ている看板には、いつもは使わない
細道への矢印が書かれていた。


リカ『嫌だなぁ、ここ行ったことないし、すんごい薄気味悪いよ』


そう思いながらも、リカは細道に足を踏み入れた。


街灯もほぼ無い道。
40m程歩いた所に、下を向きくわえタバコをした男がこちらを睨みつけるように見る。


これがリカと後に運命を変える滝沢との出会いであった…
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