甘いキミに、一生愛されたい。
第1章

いじめと、幼なじみ

 ふぅ……とにかく、怒られなくてよかった……。

 夜毎は頭がいいくせに問題児で、小学生の頃からなにかとみんなに怖がられていた。

 まぁそんな中で私は、空手などの身のこなしのおかげで、ちっとも怖くなかったけれど。

「ふっ、なにあの格好」

「相変わらずぶっすいわね」

「本当よ」

 いつもと変わらないなぁみんな。

 もう悪口なんて気にしないことにした。

 っ!

 なにかが飛んできて、慌てて避けた。

 な、なにこれ……石……?

 それも、結構大きい……。

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