不良男子と私の話。
意味




日に日に麻痺していった私。

貸してと言われても何も思わなくなっていた。





むしろ、「貸して」と、言われるだけマシなのかもしれないと思うようになった。




私の頭がおかしいのか…

転校生の頭がおかしいのか…わからない。




それこそ、私の目が覚めるまでに友達に賭けて欲しい。





転校生が来てから早1ヶ月が立った。

クラスの雰囲気は転校生が来る前に戻りつつあった。




転校生の事を、

何一つ知らないし…知ろうと思っていない。





未だに、呼び方は転校生だし…

転校生も私を呼ぶときは「おい!」だから…私もずっと「転校生」と呼ぶつもり。




『名前あるんだけど!』

と、

言っても「それはお互い様だからな」と言われそうだから…おい!呼ばわりでも口答えをするつもりはありません。






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