「ああ。昨日も遅くまで、あのゾンビのやつ観てたな」


篤の言うように、その海外ドラマ人気ナンバーワンのそのゾンビドラマを、
朝方迄観てしまった。


「そうなの。
夕べ、私の推しのキャラが惨殺されて」


急に出て来たとても悪い奴に、私の推しは殺された。


だけど、その悪い奴が今度の私の推しになって、私の気持ちは複雑。



「お前のお気に入りは、ゾンビに食い殺されたのか?」


「ううん。
ゾンビは関係なくて、バットで頭をぐしゃぐしゃに」



思い出しただけでも、そのシーンに体が震える。



「んなエグいの、よく見れんな?」



篤は以外と、ホラーとかが苦手。


「だって、面白いんだもん」


エグいけど、そのゾンビドラマはとても面白くて、
観てると、退屈なこの日常を忘れさせてくれた。