5月8日、篤の誕生日。


ナツキと病院で会ってから、3日が経った。



篤は今日は、バイトを休んでいて、
朝からずっと私と一緒に居てくれた。



「どっか行くか?」


昼近くなると、そう言う篤に、


「ううん。今日は家でゆっくりしたい」


私はそう返した。



「ゆっくりって、お前普段から毎日ゆっくりしてんだろ?」


呆れたようなその顔を見ていると、
なんだか辛くなる。


その優しさが。


普段家で退屈している私を気遣って、
そうやって私を連れ出そうとしてくれる。


特に何処に行くわけではないけど、
篤は休みの日になると、
いつも私を外へと連れ出してくれている。