ナツキとの毎日は、空虚や虚無を感じるだけの生活だった。


篤と付き合っていた頃は、
何もしていないからか毎日があっという間に過ぎて行ったのに。


同じ、何もしていない今なのに、
一分一秒がとても長く感じる。


私はナツキの元へと戻り、私からちゃんと付き合おうと、ナツキに告げた。



「…いいけど」


ナツキはそう、ただ返事をしただけ。



ナツキは、私が戻ってくる少し前から、
もうホストの仕事をしていなかった。


ただ、辞めたわけではなくて。



「俺はもう無理だから辞めたいって言ったんだけど、
店長が辞めさせてくれなくて。
とりあえず、今は病欠になってる。
暫く、ゆっくりと休めって」


「…そう」


確かに、今のナツキは働けるような状態ではないし、
病気なのかもしれない。


心が病んでいる。