LOVEDOUBT ホスト×女子高生


「ナツキ、いつ帰って来たの?」


朝方迄私は起きていたので、それ以降だろう



「さっき」



ナツキから、シャンプーのような香りがする


なんとなく、帰って来てからシャワーを浴びたわけではないような気がする



ナツキの朝帰りの理由は、そう言う事なのだろうな




「また来てごめんね」



「べつに。
来ていいから鍵渡したーー」


言葉を遮るように、ナツキに横からギュッと抱き付いた


そんな姿がまるで子供みたいだな、と自分で思ってしまう




「なに、いきなり?」


戸惑ったように笑いながらも、そんな私を受け入れるように片手で抱きしめてくれた





「他に、行く所なかったから‥‥」



「そう」


私を抱く手で、優しく頭を撫でてくれる




「私、男なんていないから」



その言葉に、気持ちだけは偽りは無かった


松永先生とは体の関係があっても、そんな関係じゃない




「そう‥‥。
俺も、他に女なんか居ないから」


そのナツキの言葉も、嘘なのに騙されているような気持ちにはならない


< 55 / 266 >

この作品をシェア

pagetop