「とにかく、今日は早めに寝たほうがいい。寝ている間に何かあったら困るし、俺のベッドで一緒に寝るぞ」

「へ?」


 思いもよらない言葉に私は自分の耳を疑ったけれど、灯は至極真面目な様子で冗談を言っているようには見えなかった。


「わかったら、とにかく今すぐ温かい格好に着替えろ。もたもたしてたら、俺が今から一式そろえるために買いに出てくるからな」


 そうして私はその晩、相変わらず強引な灯に促されるまま一ヶ月半ぶりに灯のベッドで眠りについた。

 二度目のぬくもりは一度目のときよりも温かく感じたけれど、私を抱きしめる灯の腕は以前と変わらずに優しかった。