捨てられママでしたが、天才外科医に独占欲全開で溺愛されています

揺れる気持ち

ピンポンがなった気がして、ふと目を覚ますと玄関でゴソゴソと音がしている。

様子を伺っているとすぐに足音がして離れていったようだ。

私が玄関を開けると袋がドサっとドアノブから落ちた。

中にはタッパーに入った数種類のおかず。 
甘いもの、果物、水分などいろいろなものも入っていた。

手紙も入っており、看病をかわれないことを謝っている。また、連絡先が入っておりいつでも、病院にでもかけていいと書いてある。

昌也…

おかずも昨日あのあと作ったのだろうか。

仕事で疲れているはずなのに、私と智也のために作ってくれたんだよね。

昨日あんなこと言ったのに…


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