私と離れていた一か月の間に雅はどれだけいろいろと準備をしてくれていたのだろうか。
新しい家を用意して、私の両親へ連絡したり、病院とアポをとったり、私の状況を予測していろいろとシュミレーションをしたり。

「お疲れ様」
歩い程度の荷物を片付け終えた雅が、私の座っているソファに来たのは夕方だった。

今日は食事も簡単なデリバリーで済ませた。

「体調は?」
「平気」
私は吐気はないものの、やっぱり眠気は強くてすぐに眠ってしまう。

新しいソファは座り心地が最高で、何度も、いつの間にか引っ越し作業をする雅を見つめながら眠ってしまった。そのたびに、雅は私に毛布をかけてくれていて、眠りに着くとなかなか起きられないくらい心地よい。

「ごめんね、私ばっかり寝てて。」
「何言ってんだよ。」
雅は私の肩を抱き寄せた。