いつの間にか検査が終わって、私の体は無機質な台がスライドして機械の外に出された。
縛られていた体を解かれる。

握っていたブザーを技師に渡し、耳栓がとられる。

いろいろと機器を検査技師と助手が片付けに部屋を出て、私と雅の二人になった。

「お疲れ様」
こんなにも穏やかに微笑む人だったのかと新しい発見をしながら、台の上に座る私を見つめる雅を私も見つめ返す。

「藤川晶さん、愛してます。結婚してください。もう一度。」
私の前に膝をつき、雅が私の左手をそっととる。

左手の薬指に再び指輪がはめられる。

「はい・・・」
泣き声交じりの私の声にふっと笑ってから雅は私の体を包み込み抱きしめてくれた。


雅を愛している。どうしようもなく。愛してる。
雅ともっと一緒にいたい。