期間限定マリアージュ~四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図~
衣装合わせ
チャペルの見学を終え、ブライダルサロンに足を運んで、当日着るウエディングドレスとタキシードを選んだ。

チャペルで見せた浩明さんの何処か苦し気な表情が気になる。

「麻莉にはそのドレスが一番似合うよ」


彼の選んだのはマーメイドラインの総レースのウエディングドレス。
そのドレスを着せられ、全身が見える鏡で自分の姿を見たが、恥ずかしくてまともに見れなかった。
オフショルダーで胸許の切り込みも大胆で背中も丸見え、腰許からのボディラインも強調されていた。

スタイルが良くないと着こせないドレスだ…

「私には似合わないと思います…」

「お似合いですよ…」
私達に付き添う女性が褒め称える。

「彼女もそう言っている…大丈夫だ・・・麻莉…君はそのドレスで決定だ」

「私に決定権はないんですか?」

「あるワケないだろ?じゃ次は俺のタキシードを選ぼうか…」


強引に衣装を決められ、次は自分の衣装を選び始める浩明さん。

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