海と空の狭間で……
憧れます!
まだ夜中の裏道を歩き、家に向かう。


今まで楽しかったから何も考えなかったけど、お兄ちゃんが私が部屋に居ない事を気付いていたらどうしよう。


きっと、雷が落ちる。


今更、不安になってくる。


「アスナ」


家の前まで送ると聞かない空に名前を呼ばれ、ピクリと反応した。


「ん?」
「暇な時で良いから連絡頂戴!!
俺、楽しみにしているから!!」


そう言って、ポケットからスマホを取り出す空。


「俺からも、連絡するから!!」
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