告白~好きだから……でも~(Twitter掲載140文字小説)
青い空の下

青い空の下


 手を差し伸べることに躊躇した。

 だって僕はいつも一人だったから。

 誰もいない公園のブランコで、ただずっと空を見上げて歌っていた。

 今はその歌すら思い出せない。

 でも同じように歌いながら泣く君を見つけた時、どうしようもなく心がざわついた。

 大丈夫?」

 ホントは僕が、欲しかった言葉だ。
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