そして寿司屋に着いた命と白羽。

また白羽は、圧倒されていた。
「行こ?白羽」
腰を抱き、中に促す命。

「命さん!」
「ん?ここも、俺の管轄だから安心だよ?」
「いえ、私…持ち合わせが……
あの!回転寿司で十分ですよ!」
「は?そんなうるさいとこに行かないよ?
俺は白羽とゆっくり、二人っきりで食べながら話がしたいんだから!それに、お金なんか気にしなくていいんだよ?白羽はもう…財布いらないよ!」

中に入ると、大将は命を見て奥の襖を開けた。
「神、お待ちしてました。どうぞ」
「ん。とりあえず、一通り持ってきてよ!」
「はい、かしこまりました」

襖の中は六畳程の落ち着いた和室で、高そうな壺が床の間に飾られていた。

「白羽、俺の横に来て?」
「え?誰か来るんですか?」
「ううん。俺と白羽だけだよ!
白羽と放れたくないの!だから、横に来て?
一徹みたいにほんとは抱っこしたいけど、それは我慢するから!」

一徹は食事する時、必ず由那を足の間に挟み後ろから抱き締めるのだ。

命は、一徹の行動一つ一つの意味を今噛み締めていた。
自分以外の人間に触らせない。
常に由那を傍に置き、けっして放れない。
一徹の気持ちが、本当によくわかるのだ。

白羽は命の横に行き、命を見上げた。
「一徹さんって、命さんのお友達ですか?よく、名前が出てきますね」
「あー、親友だよ。兄弟みたいに助け合って生きてきた家族みたいな男。
一徹はね、天使ちゃんの旦那」
「あ、天使さんの!」

「とにかく、天使ちゃんを溺愛しててずーっと放れないの。どこに行くにも連れていって、独占してるんだよ?俺さぁ、よくわかんなかった…白羽に出逢うまで。
でも今ならわかる。俺も一徹と同じことしたい!」
「命さんは、真っ直ぐなんですね!」
「え?そう?」
「はい、恥ずかしい位に真っ直ぐです。
ドキドキします…////」

「ほんと?じゃあ…好き?俺のこと」